世界の動向
国際機関
北極研究に関わる教育・科学機関による非営利メンバーコンソーシアム。重要な北極域研究に関する議論を促進し、北極域科学に関する情報を北極関連研究コミュニティーに提供するのが主な目的である。ARCUSは、連邦政府・民間組織を問わず、50程度の組織がメンバーとなっている。
日米両国が共同して設置した北極圏の気候変動の研究機関で、日本からはJAMSTEC及びJAXAが、米国からは国立科学財団(NSF)、エネルギー省(DOE)、航空宇宙局(NASA)、大気海洋庁(NOAA)が参加している。
北極圏大学(U-Arctic)は、教育、研究等に関する大学その他の組織のネットワーク組織のことである。140以上のメンバー機関および組織が参加し、教育と知識の共有によって、北極圏にすむ人々や北極のコミュニティーを強固なものにし、持続可能な北極圏域の形成を図ることを目的としている。
スバールバル大学センター。ロングイヤービンにあり世界最北の大学として知られる。国際的な研究プラットフォームとしてスバールバルの発展に寄与することを目的に1993年に設立された。世界中から約350人の学生がUNISのコースを選択している。
委員会
北極評議会(AC)は、1996年のオタワ宣言に端を発し、北方住民案件・北極諸国による協力・連携および相互作用の推進方法を提供し、特に持続的発展と北極における環境保護を目指している。北極海に面しているメンバー諸国(8カ国)、非北極諸国(ドイツ、中国など8カ国。5カ国は永続、3カ国は暫定)、全球および地域的政府間組織や非政府系組織(WWFなど)から成る。
北極・南極の極域科学にかかわるアジアのフォーラム。日本、韓国、中国が共同して立ち上げ、現在、日本、中国、韓国、マレーシア、インドが加盟し、タイ、フィリピン、ベトナム、インドネシアがオブザーバーで参加している。
CliCは、WCRPの雪氷圏での気候変動研究プログラムである。全球の雪氷圏と気候変動を扱おうとするものであり、雪や氷が存在する何処でも対象地域とし、地球気候システムに果たす寒冷圏の役割に関する研究に取り組む枠組みを作る事が、CliCが目指すところである。
北極に観測基地を持つ機関の会議であり、各機関の情報交換や北極の研究活動における協力体制の確立について話し合われる。各国の北極域のおけるインフラ情報もWebサイトに掲載している。
国際北極科学委員会(IASC)は1990 年に設立され、現在は加盟国22カ国であり、日本も加盟し、学術会議IASC小委員会が窓口となっている。事務局はドイツのポツダムにある。IASCは科学優先テーマを提示し、作業委員会活動を行っている。
ICARPでは、北極研究の関係諸機関がかかわる中期的な研究計画を作成している。10年に1度北極研究計画に関する的を絞った提言書を作成し、10〜15年ぐらいのスパンでの国際協力の方向付けを行っている。
ISACは、北極システムの変化とそうした北極の変化が全球システムに及ぼす環境影響を研究するべく、学際的な長期計画を策定している。北極システムの変化への理解を促進・文書化し、科学的な要請に基づく観測とモデルの統合を行うなど、将来の影響の評価のための必要な科学的知識を提供すべく、網羅的な活動を展開しようとしている。
PAGは太平洋側の北極の科学に関連した研究所や個人による団体でIASCの下に組織され、太平洋側北極研究について、各国(プロジェクト)間の計画調整や協力関係を協議する。
SAONは、2006年の北極評議会(AC)の決議に基づき開始されたものであり、北極において、持続的で費用負担なく、公開された、かつタイムリーな質の高い観測データへのアクセスを可能とする北極観測活動をどのように実現するかについての提言を行っている。
プロジェクト
北極関連の主要な研究者や研究機関の代表が集まり、各種会合を集中開催するため、1999年トロムソ(ノルウェー)を皮切りに毎年開催されている。
2008年より日本国内で2年に一度に開催している国際北極研究シンポジウム。2010年に第2回を開催し、2013年1月に第3回を予定している。これまで日本学術会議国際北極科学委員会(IASC)小委員会とISAR国際組織委員会が主催し、共催機関として国立極地研究所(NIPR)、海洋研究開発機構(JAMSTEC)、宇宙航空研究開発機構(JAXA)、国際北極圏研究センター(IARC)が協力して開催している。
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